「閉じつつ開く」/コの字型プラン、半地下、2世帯住宅対応

この記事では、デザインの設計課題として出題された「自邸」をどう考え、どのような住宅を設計したのかをまとめています。 特に建築学生の方にとって参考になればと思いますので、是非最後まで読んでいってくださいね😊

まずは敷地について説明します。 今回の敷地は平地で見晴らしが良く、東、南の2面が道路に面しています。

つぎに、設計課題の条件についてです。
・建ぺい率 : 40%、容積率 : 80%
・高さ : 10m以下
・階数:2階以下

この設計課題に取り組むために参考にしたのが畝森泰行さんの自邸です。 何が良いかというと、
・2世帯住宅に対応していること
・半地下を採用していること
・立体感があること
です!

今回の敷地には以下のポテンシャルがあります。

・標高が高いため見晴らしがいい
・通風や採光が十分に確保できる
・平地であるため設計しやすい

 設計する前に、その敷地がどういうポテンシャル(特徴)を持っているかを把握しておくことが重要です。そのうえで設計すると依頼者のニーズに応えられ、より良い作品に仕上がります。
 そのために、実際にその敷地に訪れて写真を撮り、自分が何を感じたのかをメモしておくといいでしょう。周辺には何があるかを見ておくのもおすすめです。

 私の設計におけるコンセプトは「箱」です。空間を箱として捉え、その箱を並べたり重ねたりするだけでなく、上下左右に自在に動かすことで立体感を持たせ、住むのが楽しいと思える住宅となると考えました。

では、ここで私の描いた図面を解説付きでお見せします。

①平面図(尺度:1/100)

 1階平面図はカタカナの「コ」の字の形をしており、その内側にダイニングやリビング、外側に階段や水廻りを設けています。 そうすることで内側に人が集う空間が生まれ、空間をより広く使えます。
 南側に開けていますが、開きすぎるとプライバシーが保たれないため道路に近くなるほど閉じていくようにしています。これがまさしく「閉じつつ開く」です。
 また、スキップフロアを採用しています。それによって様々な視点から室内全体が見えるようになり、視点によって見え方が変わるためそれも楽しみの一つとなります。

 地下1階にはシアタールームと設計部屋を設けました。シアタールームは主に家族で過ごす娯楽の空間として、設計部屋は主人が建築士であるためその仕事場として利用します。
 設計部屋に関しては、将来2世帯住宅になった場合に水廻りとして用途変更されます(その場合、2階ラウンジを設計部屋に変更する)。

 2階は主に落ち着ける空間を中心に構成しています。子供部屋、夫婦寝室どちらからもコの字型の内側の空間が見れるため常に緑を感じられるようになっています。また、ウッドデッキとラウンジを隣り合わせにすることで、内にいても外にいてもくつろげる、そんな空間を表現させています。

②立面図(尺度:1/100)
 正方形の窓はなく、ほとんどが縦長もしくは横長の窓を採用しています。そうすることでよりスタイリッシュな印象を与えることができます。


 他にも、空間の用途に応じて階高を調整するという工夫もしています。 このように、実際に住んでいるイメージを持ちながら設計することをおすすめします!

③模型
 ところどころ雑になっているのは気にしないでください(笑)。凹凸がかなりあるため、圧倒的な立体感を持たせています。テラスの床などを茶色(木材をイメージした色)にすることで外の緑との調和をはかっています。

※都合上、斜め上から撮っているため分かりにくくなっていることをご了承ください。

南面

北面

東面

西面

課題担当者からの総評
 「閉じつつ開くという考えをしっかり設計できており、平面的なプランはかなり良いと思います。強いて言うなら、もう少し断面的な構成を考えられるとより良い作品になるのではないかと思います。」

私自身の評価
 「室内には階段やスキップフロアがあって高低差をかなり感じられ目線の高さの違いを楽しめるが、外にはそういった要素がない。なので、例えば外にも階段を設けたりすると遊び心が加わってより良い住宅になるのではないかと思った。」

 いかがでしたか? 図面や模型を見るだけでは、「この辺はどうなっているのか分からない」というところもあると思います。 また、私もまだまだ未熟であるため「ここはこうした方がいいんじゃないか?」といった意見もあると思います。
 ですので、そういった質問や意見、感想を是非コメント欄に書いていただければと思います‼️ 今後に活かしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします🙏

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